トップ公式記録員とは 

公式記録員とは

公式記録員は、リーグや大会主催者によって任命され、野球の試合のスコアを記入し、集計するのが主な仕事です。
公認野球規則は、公式記録員について細かく規定しています。

公認野球規則 10・01
(a) リーグ会長は、各リーグの選手権試合、ポストシーズンゲームあるいはオールスターゲームのために公式記録員(以下「記録員」)を任命する。
 記録員は、新聞記者席内の所定の位置で試合の記録をとり、記録に関する規則の適用に関して、たとえば打者が一塁に生きた場合、それが安打によるものか、失策によるものかなどを、独自の判断で決定する権限を持つ。
 記録員は、右の決定を手で合図するか、記者席用拡声器によって記者席および放送室に伝達し、また要求があれば、そのような決定事項について場内放送員に助言を与える。
・・・・以下略・・・

 試合の記録のほかに、公式記録員には、さまざまな仕事があります。
 試合中の選手交替について、審判や場内放送員をチェックするのも、公式記録員の大きな役目です。
 前に、元パリーグ審判の中村さん(故人)に話を伺ったときの話です。
 ある試合で、登録されていない選手がベンチにいて、智将といわれたH監督がその選手を代打に起用しようとしました。中村さんは、チェックせずに、コールまでしてしまったところ、公式記録員からチェックが入って助かったと言っておられました。
(「でも、『そんなヤツはいない』って言い方はキツイよなあ。」と言われていたのは別の話)

 公式記録員の方には、何度かお話したことがありますが、選手とも審判ともファンとも違う視点は、おもしろく大いに参考になりました。
 きんぐ国王の「公式記録員が行く」をお楽しみに!
                                執事

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