トップ公式記録員が行く 第9回 

公式記録員が行く〜関西独立リーグの舞台裏

時間の読めない車移動を諦め、高速を降りて最寄りの駅から電車で移動することに決めた。

 しかし、高速を降りるのも一苦労だった。
近畿道は一般道の大阪中央環状線(中環)と並行して走っているが、当然のことながら中環も大渋滞。高速から脱出するのにも時間がかかり、さらに中環から脱出するのも大幅な時間のロスとなった。

なんとか高速からも中環からも脱出し、最寄り駅へ向かった。幸い、高速を降りた摂津北インターからJRの千里丘駅は目と鼻の先である。

ところが、ここからがまた地獄だった。

摂津北インターを降り、中環をようやく抜け出して、そこから千里丘駅まで約2km。この僅か2kmの道程に50分もかかったと言ったら信じてもらえるだろうか。時速に直すと、約2.4km/h。
車は全く動かない、かといって抜け道もない、駐車場でもあれば2kmでも歩いた方がマシだと思ったが、その駐車場すらない。

ただただ動かない車の中で、イライラが頂点に達していた。

50分かけてようやく千里丘駅に辿り着き、すぐ傍の商業施設の駐車場に停めた。本当は、安いタイムズかなんかに停めたかったが、そんな余裕はない。
車を停め、ダッシュして切符を買い、千里丘駅構内に入った。
しかし、MBS(毎日放送)があった「花と緑の千里丘」も、普通電車しか停まらない。10分ほどして普通電車がやってきて、チンタラチンタラ大阪駅まで行く。

こんなことになるんだったら、最初から電車で行けばよかった。
大阪駅に着き、新快速に乗り換え。

こうなるとJRは速い。新快速はあっという間に神戸の三ノ宮駅に着き、地下鉄で総合運動公園に行った。
地下鉄から降りてからまた大変で、案内表示が不親切な上に、駅から結構距離があったため、右往左往してしまった。それでも、なんとか無事に試合開始1時間前に着くことができた。
 もし出発するとき、ネット検索よりも1時間半前に出ていなければどうなっていただろうと考えると、ゾッとする。

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