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コラム@ 墨谷の里を訪ねて-2

『この八広駅、荒川のすぐ近くにあり、またかつては「荒川駅」と名乗っていた。つまり、「下町駅」と「墨谷駅」のように名前が変更になっている点でも似ている。

もっとも、連載中に変更されたわけではなく、「八広駅」になったのは平成になってかららしいが。

ちなみに、なぜ変更になったのかというと、「荒川駅」では荒川区にあると誤解されてしまうからだそうだ。

だったら、港区にある「品川駅」も、品川区にある「目黒駅」も、名称変更すればいいと思うのだが……。

 それはともかく、さらに八広駅周辺を調べてみると、「吾嬬(あずま)二中」という中学校を発見。おそらく「墨谷二中」のモデルに違いないと思い、この八広こそが「墨谷」だと確信するに至った。

 

そして上京する機会があったとき、空き時間を利用して、八広周辺を探索してみた。

まず上野から京成本線に乗り込み、山本がザリガニ獲りをしたという青砥へ。

駅のホームから見た青砥は、とてもザリガニ獲りができたとは思えない、すっかり都会になっていた。山本が子供の頃はもっとのどかな風景だったのだろう。

青砥駅で京成押上線に乗り換えて、墨谷の里、八広駅へ。僅か三駅だ。
 八広駅に着いた。二面三線の高架駅で、漫画に描かれている二面二線の地平駅とは随分違う。もっとも、駅が改修された可能性もある。なにしろ、連載されていたのは30年も前のことなのだ。


 駅を出て、八広駅周辺を散策。すると、荒川の堤防近くに神社を発見。「日枝(
ひえ)神社」と書かれてあった。ひょっとしてこれが、谷口が特訓をした「御岳神社」か?

ただ、野球の特訓をするにはやや狭いように感じた。もっとも、谷口は至近距離からの守備練習や、投球練習が主だったので、このスペースでもできたのかも知れないが。

谷口が父ちゃんと特訓をした御岳神社のモデル?の日枝神社。やや狭い。
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